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2009.09.14

シニア層の生活実態調査を実施
“デジタルシニア”の96.1%が「ほぼ毎日」パソコンを利用~老化防止にも効果あり!?~

「パソコン・インターネット」を趣味にしたいと考えている”シニア(=デジタルシニア)層”は63.5%に上り、またその内96.1%の人が「ほぼ毎日」パソコンを利用している。このような調査結果が、株式会社DigiBook(以下、DigiBook)が行った「シニア層の生活実態調査」から明らかになりました。この調査は、9月21日の「敬老の日」にちなんで、60歳から79歳までの800人(男女、および60代~70代の年代別に均等になるように回収)を対象に行ったもので、9月5日から6日までインターネットにて実施致しました。


● この先お金や時間をかけたいことは・・・「旅行・レジャー」「健康」「自分の趣味」 スクリーンショット この先どんなことに多くのお金や時間を使いたいですか?また使おうと思いますか?という質問に対し、「旅行・レジャー」と答えた人が70%で最も多く、次いで「健康」が61.9%、「自分の趣味」と答えた人が60%と男女共に半数を超え、「家族と過ごす時間」「友人・知人との交流」を上回る結果となりました。セカンドライフを迎えたシニア層は、自分の時間を大切に考えていることが伺えます。

また男性の11.8%が「貯蓄」と答えたのに対し、女性は22.0%と男性に比べ倍近くの結果となり、セカンドライフにおいても女性の方がより堅実的な考えを持っているようです。


● セカンドライフを満喫するアクティブシニア スクリーンショット 前項の回答結果のとおり、「自分の趣味」にお金や時間を使いたいと考えている人が多い中、全体の74.4%が今現在「夢中になっていることや趣味がある」と答え、その内「今の生活に満足している」と答えたのは75%、90.3%が「今の生活を楽しんでいる」と答えました。

定年を迎え第二の人生を歩むシニア層には、自分の時間を満喫しようという意識を持った“アクティブシニア”が多くいるようです。


● 趣味の人気は「パソコン・インターネット」 ~男性の44.3%が「写真・カメラ・デジカメ」、女性40.3%が「ガーデニング・観葉植物」~
スクリーンショット 現在から今後も継続して(あるいは今後あらたに)趣味にしたいこと、力を入れたいことは何ですか?という質問に対し、「パソコン・インターネット」と答えた人は全体の65.3%と最も多い結果となりました。シニア層のライフスタイルにおいてもデジタル化が進んでいるということが伺えます。

また男性では「写真・カメラ・デジタルカメラ」が44.3%と人気が高く、特に70代では49.0%と半数近い回答となっています。一方女性の人気は「ガーデニング・観葉植物」が40.3%、次いで「グルメ」が28.3%となりました。


● 93.5%が「ほぼ毎日」パソコンを利用 スクリーンショット パソコンの利用頻度に関する質問をしたところ、全体の93.5%が「ほぼ毎日」パソコンを利用すると答えました。

性別でみると男性が98.0%、女性の89.0%が「ほぼ毎日」と回答し、男性の方が女性に比べパソコンの利用頻度は高い結果となりましたが、男女共にシニアのパソコン普及率が高いことが伺えます。

また、「パソコン・インターネット」をこれから(あるいは今後あらたに)も趣味にしたいと考えている“デジタルシニア層”においては、96.1%の人が「ほぼ毎日」パソコンを利用すると回答しています。シニアの生活にはパソコンが必需品となっているようです。


● 多様化する「デジタルシニアライフ」 スクリーンショット 前項の回答のとおり、シニア層の生活においては、既にパソコンが定着しつつある中で、その利用方法に関して質問致しました。その結果、「情報検索サイト」を利用すると答えた人が79.8%と最も多く、次いで「電子メール(Eメール)」が77.1%、「ネットショッピング」が68.6%となりました。

また「年賀状/クリスマスカード/名詞/カレンダーの作成」と答えた人も半数以上の52.4%、「ホームページ閲覧」「デジカメ画像閲覧・整理」「ネットバンク」もそれぞれ全体の3割以上となっており、パソコン利用方法が多様化していることが伺えます。


● Eメールでコミュニケーション・・・47.3%が「趣味/同好会の友人・知人」と親密に、62.6%が「パソコンは交友関係を広げる手段として有効である」と回答 スクリーンショット パソコンの利用方法として上位にも挙がった、「電子メール(Eメール)」をどのように利用していますか?という質問に対して、「日常の連絡事項のやり取りをする」と答えた人が73.6%、「身近な出来事を伝え合う」が54.8%と半数を超える結果となりました。

さらに、電子メールで親密になったと思う相手は?という質問に対しては、47.3%の人が「趣味/同好会等の友人・知人」と回答し、「家族」や「子供」を上回る結果となりました。

また全体の約3割が「パソコンを通じて知り合った友人がいる」と回答し、62.6%の人が「パソコンは交友関係を広げる手段として有効である」と回答しています。

この結果から、シニア層はコミュニケーションツールのひとつとして「パソコン」を利用していることが伺えます。


● パソコンで老化防止対策も! スクリーンショット パソコンを使うことで、あなたにどのような影響を及ぼすと思いますか?という質問に対し、9割を超える人が「情報が得易くなる」と答え、次いで「知識が増える」が72.0%となりました。

また「老化(ボケ)防止に役立つ」と答えた人は、全体の64.1%と半数以上となり、中でも70代男性が75.5%、70代女性が71.5%と、70代はパソコンを老化防止策のひとつとして考えているということが分かりました。

同質問の全体の回答結果として、「個人情報流出への不安が増える」と答えた人が42.0%と比較的多いものの、パソコンが自分の生活にマイナスになると捉えている人は少なく、自分の生活をより便利に楽しくするツールとしてパソコンを利用している人が多いことが分かりました。


● 今後の人生は「楽」「幸」「遊」 スクリーンショット あなたの今後の人生を漢字一文字で表してください、という質問に対して「楽」を選んだ人が全体の20.1%と一番多く、次いで「幸」が16.6%、「遊」が11.4%となりました。「悲」を選んだ人は.僅か0.4%と、多くのシニアが今後の生活に前向きな意識を持っているということが伺えます。

<調査概要>

調査方法 インターネットアンケート
調査実施機関 楽天リサーチ株式会社
調査実施期間 2009年9月5日(土)~9月6日(日)
対象地域  全国
対象者 男400名 女400名 (合計800名)
対象者年齢 60歳~79歳

<参考URL> デジブック広場:http://hiroba.digibook.net/